賃貸物件を借りる場合の審査

賃貸物件を借りる場合の審査

賃貸マンションやアパートを借りるためには、一定の基準を満たしているかどうかの審査があります。どのような観点で借主側が審査されるのかは、管理会社や大家によって違いはありますが、多くに共通しているのが「安定的な収入を得られる職業に就いているか」「家賃滞納のリスクが低いかどうか」という点に絞られます。
大企業の正社員や公務員などの比較的高収入で安定した職業の人であれば、大きな問題がないとされますので、入居にあたって断られることは多くありません。その一方でフリーアルバイターであったり、中小企業の契約社員の立場であったりする人など、収入が少なく不安定な職業の場合では入居を拒まれる可能性があります。
また賃貸物件の家賃に見合った預金残高があるかどうか、通帳等を確認してチェックされる場合もあります。家賃が10万円の物件を借りる場合には「残高が賃貸額の半年分以上あること」など、具体的に数値で示される場合もありますので、あらかじめ確認しておきましょう。

賃貸で口座残高が足りず引き落としができなかったら？

賃貸で口座残高が足りず引き落としができなかったらどうなるでしょうか。賃貸では基本的に毎月の指定日までに自分で振り込みをしますが、最近では自動振替に対応している管理会社も増えてきています。うっかりによる滞納のリスクを減らすことができる、振込手数料がかからないことなどがメリットです。もしも残高が足りなかったら引き落としが実行されないというリスクはあります。その場合には早急に管理会社や大家さんに連絡をしてください。「翌月の支払日に2カ月分引き落とします」と言われる可能性が高いです。

お金があるようなら、すぐに指定口座に振り込みをしてもいいです。1か月遅れたくらいで強制解約をされることはまずないので安心してください。滞納が2カ月以上続くと重大な契約違反となって強制退去になる可能性も出てくるので、絶対に61日以上は滞納してはいけません。家賃の支払いは個人信用情報にものらないので、1か月程度の滞納ならそれほど大きなデメリットはありません。遅延損害金を請求されることはあります。